1日目

朝の4時に実家から車で出発。正月同様に新潟経由で長野へ。
途中新潟県内で大雨警報が発令されており、道路が冠水するのではないかというくらいの雨でした。

しかし長野に入る頃にはもう晴れ間も覗くくらいの天気。
ホントこういう時の運はどえらいですわ…。






そういえば北陸にも新幹線無かったんでしたねー。
北陸…白山ですね!いつか行きたいです。










戸隠






戸隠神社 宝光社から参拝。眩しい写真でスイマセン…。
勾配の有る階段が年寄りの私にはきつかった(←






階段を上りきると目の前に社殿が待ち構えています。
結構…大きいです。
祭神は天表春命、天孫降臨の際に護衛として遣わされた神です。
また中社の祭神、天八意思兼命の子になります。天八意思兼命については後述。






なかなかの彫刻ですね。
江戸後期…詳しく言えば幕末に建てられたそうです。






社殿の右側から中社まで歩いていくことができる神道(かみみち)と言うものがありました。
折角なので残っている紅葉を楽しみながら中社まで歩きます。






途中にあった碑。なんのことやら分かりませんが…。






歩いていると急に農道へ変化。
道を間違えたかと思って戻ってみましたが間違えていませんでした…。






綺麗ですなぁ、もみじゅ…もみじ、椛。






ほ、ホントにこの道で間違ってないの?(汗)
神道とかそんな名前の道じゃないでしょこれ!











間違ってはいないみたいでした。一応着けますが…
途中普通の道路に出たり、もうちょっと雰囲気出せなかったんですかねぇ。






階段を上ってすぐにある、三本杉…の1本です。これ1つで三本杉かと思いましたけど。
他に2本の杉が生えており、その3本の杉がほぼ正三角形上に生えています。
この杉には八百比丘尼の伝説というものがあり、簡単に言うと次の通り。

若狭国のとある漁師が人魚を殺し、家に持ち帰りました。
しかし翌日、漁師が家を留守にしている間に、その人魚の肉を三人の子が食べてしまいました。
すると3人の子はだんだん人魚になっていき、その後死んでしまいました。
漁師は嘆き悲しみましたが、ある日夢の中に戸隠権現が現れ
戸隠中社に3本の杉を植えて3人の子を弔え、とお告げがありました。
そして植えられたのがこの3本の杉なのです。

八百比丘尼の伝説は全国的に有名ですが
そのほとんどが人魚の肉を食べると不老不死になってしまうというものですよね。
…そもそも八百比丘尼っていう時点でなんだかおかしい気がしますけど。
でまぁ古来より御神木として崇められたそうです。






中社の社殿です。度々火災に遭っているらしく、この社殿は昭和31年に建てられたものだそうで。
御祭神は天八意思兼命、八意永琳のモデルですね。
天八意思兼命は大変頭の良い神様で、天照大神が天の岩戸に隠れた際に
外に出す作戦を考えたのはこの神様ですね。えーりんも頭が良い設定ですよね。月の頭脳。






社殿前にある御神木です。…あれ?三本杉は?

木を見ていると、枝が降ってきました。
これは神様からの贈り物!?とwktkして見上げて見ると
折れた木の枝が他の枝に引っかかっており、何かあると落ちそうな状態。
もしかしてこれを知らせたのかなーと思い、一応社務所へ報告。ちょっと満足げw






社殿の右脇にあった滝、フォールオブフォール!規模の小さいフォールオb(ry
かなり秋めいてますね。











帰りは普通の道路を下ります。その途中に有るのが火之御子社です。
主祭神は毎度お馴染み、天鈿女命です。
戸隠神社は時代の多くを寺院として機能させてきましたが
ここだけは唯一神社として保っていたそうです。






なかなか簡素な社殿で御座います。






社殿の左側背後にある祠と2本の杉。
なんていうか…バギクロス?(←
何故か知らないですけど戸隠の杉はこう捻られてるんですよね。






更にその前にあった奇怪な石。引き抜けないほどの細長い石だったりしてね。






多分境内に有る西行桜です。多分細い方が桜ですよね…。
ここは俗に言う西行戻りです。
いつも通り子供にやり込められた西行法師は、山に登る前に帰ってしまうわけですね。
ちなみにここよりも手前(一之鳥居)で既にやり込められています。






まるで社殿を囲むように7本の大木が立っています。…一本入らなかったです。
規模は小さくて…その辺の街中にありそうな境内なのですが
なんだか特別な場所のような気がしました。木とかすごいしね。
まぁ戸隠の木は全部大きいんですけども。











宝光社へ戻り、車で奥社入り口まで移動。
ここから山の中ほどまで登ります。どこまでも続く参道…ですね。






参道の途中に有る随神門です。寺院の山門ですね。
神って名前が付いていますけど…。






こんな感じの像が両脇に。何を意味するんでしょうかね。
門番?ゲートキーパー?w






門をくぐると、そこからは杉並木が続きます。ホントなんでこんなに大きいのここの杉は。
そしてまぁ疲れます。歩くのが。曲がりなりにも山道ですから、傾斜はありますよ?






奥社の一番手前側に有るこちら。
八水神…と書いてありますね。水の神様ですかね、御神水の。

※画像クリックで拡大。






戸隠神社 奥社の社殿です。まぁ…多分コンクリート造りですね。
前の社殿がどのような造りだったのかは分かりませんが
元々は岩窟を奥社として祀っていたのではないでしょうか。
背後に有る岩壁がそんな感じします。

御祭神は天手力雄命、天の岩戸神話で岩戸を開けた神様ですね。
そして岩戸を地上に投げ飛ばした際に、その岩戸が戸隠山になったわけです。
というわけで戸隠神社では天の岩戸神話に関わった神様が主祭神となっています。
皇紀207(紀元前453)年に御鎮座されたと言われていますが、真偽のほどは定かではありません。

伊吹萃香のスペカにはここに関するものが多々ありますね。
力持ち繋がりであり、鬼繋がりではない…はず。






社殿前の高台からの景色。木が多くて撮りづらかったですが、なかなかの景色ですよ。






奥社の隣にある九頭竜社です。
御祭神は九頭竜大神で、天手力雄命がこの地に鎮座する前からいる地主の神です。
ケロちゃんと同じ立場ですね。ただしこちらの場合受け入れてますけど。
主に水神として崇められており、また虫歯の神とされています。私にピッタリ!(←

真正面から撮影したつもりなんですが…何故か社殿が歪みます。
社殿自体がちょっと歪んでいるのかな?






社務所横より撮影、奥社と戸隠山です。
紅葉が終わってしまっていたのがちょっと残念ですけど、壮大な景色で御座います。




 

奥社の駐車場の所にあるお食事処で買えます、蕎麦ソフトです(350円)。
蕎麦の風味とマッチして美味しかったですよ。個人的にはもうちょっと蕎麦を増やしても良い気がしましたけど。




戸隠には他にもいろいろと見所があります、鏡池とか。私は行ってませんけど。
私としてはやはり奥社が一番良かったですねー。
自然の気がとても心地よく感じました。
特に戸隠山からなんだか神々しさを感じましたね。素晴らしいです。

あ、書き忘れてましたけど、入り口から奥社までは30分かかりました。
帰りは下りなので少し早く、20分くらいですね。










姫川(糸井川)






続いてきたのがこちらです。厭い川です。
長野県内の姫川で見るところはこの辺りかな〜と。
新潟県内だと結構あるんですけどね。






途中は端折りまして、こちらが姫川の源流のうち、最も水量の多い西流です。
これが暴れ川になるわけなんですねぇ…やはり昔よりは水量が減ったんですかね。






水が湧き出ている…はずの場所。時期が悪いのか見えませんね。






こちらは東流。これまた湧き出てる場所は見えませんね。流れも少ないですし。
やっぱり地面の下からジワジワと湧き出てるタイプなのかな。






本当は南流もあるんですが…見つけられませんでした。
こちらが交わった後の源流。こんなに水量があったようには見えませんがw






てなわけで姫川の源流部でした。
寒かったわー…。











姫川源流、親海湿原の南に位置する青木湖です。
実は昔、姫川の源流は青木湖であり、それが地すべりによって堰き止められてしまったと考えられています。
さきほど紹介した姫川源流も、青木湖からの漏水ではないかと言われています。
事実は分かりませんけどね。
ってなわけで一応寄ってみました。






水は綺麗ですね。
流入河川がないのに水位が下がらないので、かなりの湧き水があると考えられています。
諏訪湖も昔はこのくらい綺麗だったんでしょうけどねぇ…。











おまけ



木崎湖に寄ってこんなの買ってみたり。本当は写真も撮りたかったんですけど日没でしたので…。






カメラを車に忘れた為、携帯の写真でスイマセン…。
茅野にある匠亭というレストランにて今晩の夕食、鹿肉のステーキです。2100円、奮発しました!
諏訪では鹿肉を売りにしようとしているみたいで、この鹿肉も八ヶ岳の恩恵。
10数年ぶりの鹿肉美味しかったです。
前回食べたのは祖母が作った素朴な煮付けでしたが、こちらはしっかり料理ですね。
みなさんも機会があれば食べてみては如何でしょうか。

そして茅野のネカフェを陣地にとり、次の日へ続くのです。




2日目へ