山出し2日目
山出し2日目、この日の目玉はなんと言っても木落しです。
人を乗せたままの御柱が急坂を滑り落ちるというこのアトラクション難所、果たしてどのようなものでしょうか。
昨日は平日でしたから観光客も少なめ、現役を引退した御老体がメインでした。
しかし今日から休日です。どのくらい混雑するのやら…。
木落し
いつものネカフェを出発し、臨時駐車場の茅野市総合運動公園へ駐車。
そこから木落し坂まで移動…道路には御柱を曳いた跡が残っているので迷いませんw
私の記憶が正しければこの道路はつい最近できたばかりですが…早速御柱で汚れちゃいましたねぇ。
道を進んでいるとトラックに載せられた目処梃子が。
夜を明かすときは目処梃子を別の場所に持っていくのかと思いましたが、どうやら別物のようでした。
昨日LCVが言っていた予備の目処梃子とはこれのことでしょうね。
この時は気付きませんでしたが…右下に映っている斧と書かれている人。どうやら重要な役割なようで。
木落し坂に到着、本一が準備をしていました。手前には大社の方々もいらっしゃいますね。
坂の周囲は少ないですが観光客もおり、別に立ち入り禁止という感じでもなかったので私も坂に近づいてみました。
坂はこんな感じになっています…思ったよりも急ですね^^;
曳く方も引っ張られる方も怖いわー…
実はこの坂…人工的に作った坂なのです。
勿論元々は自然の坂だったわけですが、更なる観光客の増加を期待し、
御柱祭の目玉とする為に、坂を高く、角度を急にこしらえたわけです。
まぁ一枚上の写真を見て頂ければ、坂の上ジャンプ台のように高くなっていることが分かると思いますw
観光客のおっちゃんや、N○Kの人と話していると、
大社による御祓いが行われ(ただし塩等を振っていたのは大総代)、恒例の掛け声「ヨイサー!」
坂を下った御柱は、中央本線の下をくぐって進みます。見辛いですが、写真中央より右側に線路下くぐれる場所があります。
遠目に見ても目処梃子装着状態で通れない事が分かりますね。一旦外してくぐるようです。
と、ちょうどあずさが通過しました。どうやら木落し坂の前では徐行運転しているようです。
乗客に見せるのかな? と思いきや、後日調べると人が立ち入る可能性があるからだそうでした…
あずさだー、なんて見ていたんですが…それよりも…なんか規制張られてるんですけど?
えっ…あれ?
哀れ、私は追い出されてしまいました…すごい剣幕で氏子さんに怒鳴られてマジで怖かった…。
最前列に並ぶために朝早く来たのに、最後列に…こんなのってないよ…orz
そんなこんなで、よく分からないまま木落しが始まりました。以下カメラを掲げて連射した物を載せます。
本当はGIFアニメでも作れればよかったんですが…めんd分からなかったので心で連続表示させてね♪
分かりづらいですよねスイマセンorz
本一は坂の途中で止まることなく綺麗に滑り落ちていきました。もっとちゃんと見たかった…。
ここで私は持病の腹痛に襲われたため一時撤退!
木落し坂の近くに簡易トイレがありましたが、混んでいたので運動公園まで戻ることに。
木落し坂へ戻ると、人が更に増えて全く近寄れない状況に…
どこかいい所はないかと歩き回りましたが、特に見当たらず…小学校のプールを挟んだ場所に落ち着きました。
そうこうしてるうちに前一が滑り落ちる寸前です。
御柱に繋がれている綱がピンピンに伸びています。あれを切った瞬間に御柱は滑り落ちるのです。
そしてその綱を切るのが…朝見かけた斧と言う文字を背負った人です。
前一の御柱も坂の下へスッと消えていきました…。
いやはや…休日とはいえ、こんなに観光客が居るとは思いませんでした。計算外です、今後の予定も考え直さなければいけないかも。
特に思いの外、若者が多いことに驚きです。京都の神社ではまだ理解できますが、諏訪にまで観光に来るとは…。
ここで余談。御柱曳行予定表には、本一の木落しが10時、前一の木落しが11時とあります。
実際に行われた時間が、本一が9時55分、前一が11時17分。
小さな誤差も積もり積もれば…です。
川越し
次の川越しの場所へ向けて移動。こちらは、国道20号線の中河原交差点です。
大動脈である国道20号ですが、御柱が通過する際は通行止めとなります。
通過しているところを撮影したかったのですが、勿論近寄れるはずもなくw
川越しが行われる宮川へ到着です。大体この辺りから向こう岸の坂のような場所に向かって川を越えます。
既にたくさんの人が場所を確保してます…完全に出遅れてしまいました。
まぁ前一の木落しまで見ちゃいましたからねぇ…。
万全を期して、たくさんの救助用のロープが張られています。
しかしそれより気になるのはその奥にある土嚢で作られた堰のようなもの。
もしかして川越ししやすいように堰き止めてるんでしょうか?
それともただの工事中の何か?
対岸へ渡り、唯一空いていた、というか誰も居なかった石だらけの川辺を陣取りました。
そして本一の御柱がやってきました!
写真のど真ん中で祭り男が仁王立ち…まるで目処梃子を装備してるようですw
綱が目一杯に引っ張られ、いざ川越しです。
今回も連写したものを載せます。
いやぁ結構な角度で落ちましたねw 木落しより全然大変ですわこれ…。
よく見たら後ろの目処梃子には誰も乗ってませんね。
しかし観客の罵声がひどかったですね…「見えないから前の人は立つな」がメインでしたが。
一番前にいる私から言わせてもらうと、座ってると堰のせいで見えませんw
っていうか早く来た人が優先でしょう普通…じゃなかったら木落しでも後ろの人が騒いでますよw
ひっぱりあげてます。あ、うしろの目処梃子に群がり始めてるw
移動してみたけどよく分からんです…観客多いよぉ。
疲れ果てた私はここで離脱!前一の川越しも見ようかと思ってましたが疲労のほうが勝りました。
この後前回のたびにて知り合ったヒロシさんと合流し、屋台などを冷やかしました。
食べ物にほとんどお金を使わない私は本当に冷やかしですけどww
前宮に参拝後、本宮にも参拝。とっぷり日も暮れていましたけどもね。
ヒロシさんが三脚で撮影し始め、私も手持ちで挑戦しましたが無理でした。(当たり前)
そこで三脚をちょっとお借りし一枚。 はー夜景ってこうやって撮るものなんですねぇ…。
これにて2日目終了! 以下また補完的なことを書きます。
前一の川越しがかなり遅れたらしく、2時間ほど遅れたらしい。
木落しでも少し触れましたが、前一はとてものんびりなようです。山出し1日目でも随分ゆっくりしてましたねw
これは担当地区の性格も然り、あとは担当の御柱がどれかによっても変わるでしょう。
そりゃもう本一はやばいくらいに本気ですからね!